昨日は「熱海殺人事件」を
紀伊國屋ホールに観に行きました

紀伊國屋ホールでの観劇は
何年振りだろう?

イヤイヤ

何十年振り~?
(年齢がわかる~笑)

つかこうへいさんは
大好きな劇作家さんだったので
若い頃によく紀伊國屋ホールに通ったのです

木村伝兵衛は風間杜夫さん~
(初代は三浦洋一さん)
熊田留吉は平田満さん
犯人役の大山金太郎は加藤健一さん
女性刑事役の名前は覚えてませんが~
(スミマセン~)

当時のつかこうへい劇団は
芝居への情熱に溢れていた若い俳優さんたちが
綺羅、星のごとくいらっしゃいました

なので
ほとばしるような役者さんたちの情熱が
舞台上に溢れ出ていて
その情熱、熱気が観客にも伝わり
劇場全体が熱く燃え上がるようでした


今回は若い俳優さんたちで上演されていました
意外とよかったのが(失礼な言い方ですが~笑)
ノンスタイルの石田明さん~
平田満さんを彷彿とさせていました
ちょっとビックリでした~

他の方たちも熱演でとてもよかったのですが
伝兵衛役の味方良介さんの
プロローグとエピローグの台詞
つかさんの特徴は句読点なしの長台詞
それが聞き取れなかったのが残念でした・・・


にしても
幕が上がると大音量で響き渡る「白鳥の湖」
懐かしかったな~


何故今回私が
「熱海殺人事件」を観に行ったか?
その理由の一つは
一輪の薔薇の花です

確か大山金太郎は客席から登場して
客席の女性に薔薇一輪を手渡したはず~
それを確かめたかったのが理由の一つ~


何故なら当時わたし
薔薇一輪を
加藤健一さんから頂いた記憶があるのです~(笑)

その頃は彼らの作品を随分と観て歩いていたので
薔薇一輪が「熱海殺人事件」だったかどうかを
確かめたかったのです~(笑)

そうでした~~(笑)

今回、バラを渡す席は違いましたが~~

以前の大山は真ん中の通路を通ったのです
その最前列の席にたまたまいたのでね~
(席を覚えてます~~笑)

加藤さんカッコよかったな~~
加藤さんに限らず風間さんも平田さんも~~

一人一人が
輝いていました
強調せず
ぶつかり合って
闘っていました
(SMAPみたい~~)


その闘いの現場にいる~?
という感覚もあってか~?
あの頃は劇場が
興奮のるつぼと化していたな~と
何故か胸がいっぱいになりました
(別に薔薇をいただいた思い出があるからだけでは
決してありません!笑)


ラストのたばこの煙~
まるでつかさんが
そこに座ってらっしゃるかのような演出に
涙が出てしまいました


つかさんの作品を久しぶりに
観ることができて楽しかったです


ただつかさんで
一つだけ残念だったのは
剛君の「蒲田行進曲」を
チケットが取れず観ることができなかったことです

ゼヒゼヒ剛君で
再演していただきたい~!!